在庫管理システムとは?

在庫管理システムとは、商品の在庫数や保管場所、入出庫・棚卸の記録を管理する仕組みです。販売・購買までつなぐERP、ECの注文と在庫を連動するOMS、倉庫内の作業を管理するWMSなど、解決する範囲は製品ごとに異なります。

入庫・保管・出庫の作業で数量と場所を記録し、棚卸で実物と照合する在庫管理システムの説明図
入出庫の記録と実地棚卸を組み合わせて在庫を管理します。

用途別に選ぶ4つのタイプ

困りごと比較するタイプ
入出庫や棚卸を現場で記録したい在庫管理
販売・仕入・在庫・会計の二重入力を減らしたいERP/販売・在庫管理
複数ECの注文・在庫を連動したいOMS
倉庫の保管場所・検品・ピッキングを管理したいWMS/OMS+WMS

ECの在庫数を合わせたい場合と、倉庫の棚位置を管理したい場合では必要な機能が違います。OMSとWMSを連携する構成も含め、どの作業を改善したいかを先に決めます。

在庫管理に使える10製品の比較表

金額は税込表記があるものを除き税抜。2026年10月23日時点の公開情報です。「個別見積」は金額を推測せず、条件をそろえて確認する項目です。掲載順は編集部の紹介方針に基づき、利用者投票や市場シェアの順位ではありません。

製品・分類初期費用月額費用料金の条件
キャムマックス
ERP
100,000円90,000円~初回1ライセンス・5アカウント。生産管理・外部連携等は別料金。
zaico
在庫管理
個別見積0円/有料8,980円~無料は人数・機能制限あり。有料スターターはフル3名・閲覧10名。
アラジンオフィス
販売・在庫管理
個別見積個別見積業種別機能、導入形態、人数、カスタマイズ、保守で変動。
LOGILESS(ロジレス)
OMS+WMS
0円20,000円~EC事業者向けライト。1倉庫・月300出荷まで。超過・オプション別。
クラウドトーマス
WMS
個別見積個別見積製品構成、端末、倉庫、連携、個別開発・導入支援を含めて見積もり。
ネクストエンジン
OMS
0円3,000円~受注200件まで。超過従量料金、契約1年経過後の年間保守、有料アプリは別。
CROSS MALL(クロスモール)
OMS
0円10,000円×サイト数~商品1,000点までのプラン。商品点数とサイト数で総額が変わる。
TEMPOSTAR(テンポスター)
OMS
個別見積1,650円~(税込)スターターは受注200件・商品2,000点・2店舗まで。上位プラン・オプション別。
GoQSystem
OMS
40,000円29,800円在庫連携を含むプラン。無料・受注管理単体とは別。API・物流等は追加費用。
助ネコEC管理システム
EC管理
30,000円~21,000円~在庫管理単体の月額。受注管理Liteの2,100円とは別契約。組み合わせで変動。

GoQSystemは在庫連携を含むプラン、助ネコは在庫管理単体を掲載しています。受注管理だけの最安料金を、在庫管理の料金として扱わないためです。

各製品の特徴と向いている企業

1. キャムマックス

キャムマックスの公式製品紹介画面

キャムマックスは、販売・購買・在庫・倉庫・会計を一元管理するクラウドERPです。現物の在庫記録だけでなく、受注・仕入・請求まで同じデータでつなぎたい企業に向きます。

比較のポイント:初回1ライセンス・5アカウント。生産管理・外部連携等は別料金。

キャムマックスの料金・機能を詳しく見る

出典:キャムマックス 公式情報(2026年10月23日確認)

2. zaico

zaicoの公式製品紹介画面

zaicoは、スマートフォンとパソコンで在庫数・入出庫・棚卸を管理するクラウドサービスです。無料プランのほか、スターターは月額8,980円、ベーシックは月額49,800円(税抜)。ロット・期限管理や複数拠点管理はプランで異なります。

比較のポイント:無料は人数・機能制限あり。有料スターターはフル3名・閲覧10名。

zaicoの料金・機能を詳しく見る

出典:zaico 公式情報(2026年10月23日確認)

3. アラジンオフィス

アラジンオフィスの公式製品紹介画面

アラジンオフィスは、販売・購買・在庫を中心に企業の取引業務を管理するパッケージシステムです。業種別の機能やカスタマイズに対応。出荷指示・ロット管理・会計連携などはオプションを含めて構成を選びます。

比較のポイント:業種別機能、導入形態、人数、カスタマイズ、保守で変動。

アラジンオフィスの料金・機能を詳しく見る

出典:アラジンオフィス 公式情報(2026年10月23日確認)

4. LOGILESS(ロジレス)

LOGILESS(ロジレス)の公式製品紹介画面

LOGILESSは、ECの受注管理(OMS)と倉庫管理(WMS)を一体化したクラウドサービスです。受注処理から出荷指示までをつなぎ、在庫・ロケーション・ロット・賞味期限も管理。料金は基本料金と出荷件数に応じた従量料金で決まります。

比較のポイント:EC事業者向けライト。1倉庫・月300出荷まで。超過・オプション別。

LOGILESS(ロジレス)の料金・機能を詳しく見る

出典:LOGILESS(ロジレス) 公式情報(2026年10月23日確認)

5. クラウドトーマス

クラウドトーマスの公式製品紹介画面

クラウドトーマスは、物流現場の入出荷・在庫・棚卸を管理するWMSです。保管場所やバーコードを使って作業を記録し、OMS・基幹システムとCSV/APIで連携。現行の製品構成では、クラウドトーマスProなどから業務規模と必要な個別対応に合わせて選びます。

比較のポイント:製品構成、端末、倉庫、連携、個別開発・導入支援を含めて見積もり。

クラウドトーマスの料金・機能を詳しく見る

出典:クラウドトーマス 公式情報(2026年10月23日確認)

6. ネクストエンジン

ネクストエンジンの公式製品紹介画面

ネクストエンジンは、複数EC店舗の注文・在庫・商品・出荷処理をまとめるクラウド型OMSです。初期費用0円、月額3,000円からの受注件数別課金。年間保守費用と有料アプリは別料金です。

比較のポイント:受注200件まで。超過従量料金、契約1年経過後の年間保守、有料アプリは別。

ネクストエンジンの料金・機能を詳しく見る

出典:ネクストエンジン 公式情報(2026年10月23日確認)

7. CROSS MALL(クロスモール)

CROSS MALL(クロスモール)の公式製品紹介画面

CROSS MALLは、複数ネットショップの商品・在庫・受注・発注・仕入をまとめるクラウドサービスです。初期費用0円、月額10,000円×サイト数から(税抜)。受注件数課金はなく、商品点数と店舗数で費用が決まります。

比較のポイント:商品1,000点までのプラン。商品点数とサイト数で総額が変わる。

CROSS MALL(クロスモール)の料金・機能を詳しく見る

出典:CROSS MALL(クロスモール) 公式情報(2026年10月23日確認)

8. TEMPOSTAR(テンポスター)

TEMPOSTAR(テンポスター)の公式製品紹介画面

TEMPOSTARは、複数ECの受注・在庫・商品情報をまとめるクラウドサービスです。小規模向けスターターは月額1,650円(税込)、スタンダードは月額11,000円(税込)から。カスタマイズや外部連携にも対応し、プランとオプションで利用範囲が変わります。

比較のポイント:スターターは受注200件・商品2,000点・2店舗まで。上位プラン・オプション別。

TEMPOSTAR(テンポスター)の料金・機能を詳しく見る

出典:TEMPOSTAR(テンポスター) 公式情報(2026年10月23日確認)

9. GoQSystem

GoQSystemの公式製品紹介画面

GoQSystemは、複数ECの受注管理を中心に、在庫連携・商品管理・出荷処理をまとめるサービスです。有料プランは受注件数や売上に応じた従量課金がなく、必要な機能でプランを選びます。

比較のポイント:在庫連携を含むプラン。無料・受注管理単体とは別。API・物流等は追加費用。

GoQSystemの料金・機能を詳しく見る

出典:GoQSystem 公式情報(2026年10月23日確認)

10. 助ネコEC管理システム

助ネコEC管理システムの公式製品紹介画面

助ネコは、受注管理・在庫管理・商品登録・発注管理を組み合わせて使うEC管理システムです。受注だけ、在庫だけといった導入もでき、電話・FAX注文や外部倉庫との連携にも対応します。

比較のポイント:在庫管理単体の月額。受注管理Liteの2,100円とは別契約。組み合わせで変動。

助ネコEC管理システムの料金・機能を詳しく見る

出典:助ネコEC管理システム 公式情報(2026年10月23日確認)

見積もり条件をそろえる

利用人数・倉庫数・店舗数・商品数・受注数・出荷数をそろえ、必要な端末と連携先を指定します。繁忙月の超過料金も試算すると、運用後の負担を比較できます。

初年度の目安=初期費用+12か月分の基本料金+従量料金+連携・端末・導入支援等です。年次保守や年払いは別に整理し、無料期間だけで継続費用を判断しないようにします。

料金以外に確認すること

  • 入力・閲覧の人数、拠点数と権限。
  • ロット・期限・セット品など、自社の商品単位。
  • 棚卸中の入出庫、差異の承認・修正方法。
  • EC・POS・会計との接続方式と追加費用。
  • 移行・端末・保守を含む初年度と継続年の総額。

「在庫管理」という名称だけで、検品・返品・予測・ABC分析がすべて標準搭載とは判断できません。ABC分析の考え方と計算例も踏まえ、必要なデータを出力できるかまで確認します。

候補を絞るなら、販売・購買・会計まで統合したい企業はキャムマックス、業種固有の運用を重視する企業はアラジンオフィス、現場の在庫記録から始めたい企業はzaicoなど、自社の課題に対応するタイプから比較してください。

まとめ

在庫管理の比較は、業務の範囲と料金条件をそろえることから始まります。ERP、現場向けの在庫管理、EC向けOMS、倉庫向けWMSを分けて候補を絞り、実際の入荷・出荷・棚卸で使い勝手を確認しましょう。