ERPシステム導入に失敗する理由
ERPシステム導入に失敗する理由はいくつかあります。以下に代表的な理由を挙げます。
システムの選択に失敗する
ERPシステムは、企業の規模や業種、業務内容に合わせて選択する必要があります。
しかし、企業が自社に合わないシステムを選択してしまった場合、システムを使いこなせず、導入効果が得られない可能性があります。
その為、導入前には下調べとして資料請求をしたり、デモや無料トライアルを申込時間をかけて選択するようにしましょう。
プロジェクトマネジメントの欠如
ERPシステム導入は決めることが多く複雑で時間がかかるプロジェクトであるため、ベンダー側と幾度とコミュニケージョンを図らないといけないため、自社に推進役を準備しないといけません。
しかし、プロジェクトマネジャーが立てられなかったり、推進役が力量不足であったりする場合、失敗する可能性が高まります。
導入後、勉強をしない
ERPシステムは複雑で使いこなすのが難しいため、ユーザーに適切なトレーニングを行うことが重要です。
基本的にはベンダー側で勉強会などサポートをしてくれることがほとんどです。しかし、適切なトレーニングを受けられなかった場合や、せっかくの勉強会を適当に済ましてしまうと結果としてユーザーはシステムを使いこなせず、導入効果が得られない可能性があります。
業務フローの見直しも必要
ERPシステムを導入する際には、業務フローの再設計が必要となる場合があります。
全て今の業務に合わせたシステムを手に入れようとすると膨大なカスタマイズが発生してしまい、時間とコストが発生します。
そのため、多くの中小企業はシステムに合わせるため、業務フローを再設計することが多いです。
この作業ができる、できないでシステムの効果が大きく変わります。